アタラクシア 金原。 金原ひとみ

【2496冊目】金原ひとみ『アタラクシア』

アタラクシア 金原

一緒にいればいるほどわかりあえなさが見えてくる。 アーティストはそれを誇示してこそ活動意義がある」という自らの人生への諦めや無力感なのではないか。 あらすじ 作家である桂と結婚していながらも、愛情を感じることができなくなってしまい、パリで出会ったシェフの瑛人との時間を大切にしている翻訳家の由依。 「望んでした結婚が、なぜこれほどまでに 苦しいのか…。 アタシアとは、なんと皮肉なタイトルか。

次の

アタラクシア/金原ひとみ/著 本・コミック : オンライン書店e

アタラクシア 金原

芥川賞受賞から15年も経っ たということで、この機会に読んでみようと 思い購入することに。 1983年、東京都に生まれる。 『星へ落ちる』(2007年12月、集英社、)、のち文庫• ライトノベル作家で由依の夫の桂。 荒木自身は自分のことをどういう風に自覚していたのか… 興味深くはあるけど怖すぎるので知りたくないかも。 第43回 「夜と霧の隅で」• 同年『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

次の

アタラクシア : 金原ひとみ

アタラクシア 金原

それが結婚制度なのである。 肯定するわけにはいかない「不倫」が、平静も不安定も、良くも悪くもある意味では影響を及ぼしている様を、圧倒的な筆致で見せられたような気がした。 芥川賞から15年。 そのような確信を抱かせる動機をもしも言葉にするならば「自らの人生など取るに足らないものであり、もっと意義のある人生が他に存在している。 15歳のころを繰り返す。 デリラ(『』2006年10月号)• 金原先生がすごいのは物語の構造の中にかつての厨二っぽさを包括しながら(摂取ではなくあくまで包括)新たな価値観を提示してくることだ。 生放送への出演は自身初。

次の

感想・解説『アタラクシア:金原ひとみ』心の平静を求めて・・・

アタラクシア 金原

ひとが壊れ、落ちてゆく様を描くとき、筆がさえる。 人と人とがわかり合うのはなんて難しいんだろう。 久しぶりに完成度の高いものを読み、総毛 立つような感覚になりました。 「私はモラルから引き起こされる愛情なんて欲しくない」 「男はじたばた浮気するけど、女は息するように浮気するだろ」 「誰かに猛烈に愛されたい。 大盛堂書店・山本亮さん すごくおもしろかったです! 私、もともと恋愛モノや不倫モノはあまり好きではなくて、どちらかと言うと敬遠していたジャンルなのですが、久々に読む不倫モノ。 これから出る本をさがす• その渦巻くような心の叫びを、著者は残酷なほどにリアルに描いてみせる。 04年、同作で第130回芥川賞を受賞、ベストセラーとなり、各国で翻訳出版されている。

次の

アタラクシア

アタラクシア 金原

日本とフランスを行き来する中で感じていた違和が物語の根底にあるという。 少なくとも本書に登場する人々は、愛しながら、傷つきながら、あるいは絶望しながら、まさしく生きているのである。 離人的な描写と言えばほかに村上紗耶香先生だろうか。 由依を担当する編集者の真奈美は、酒を飲み暴れる夫から逃れるように同僚の男と夜を過ごす。 全部が由衣なのですが人との関係は相手の掛け合わせでまるで違う関係が浮かび上がるのが面白かったです。

次の

アタラクシア|金原ひとみ|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー

アタラクシア 金原

「あきらめ」だと言う言葉は覚悟に聞こえる。 【著者プロフィール】金原ひとみ(かねはら・ひとみ)1983年東京生まれ。 著者は、2004年に『蛇にピアス』で第130 回芥川賞を受賞した、金原ひとみ。 私の感想をまとめると以下のようになります。 第50回 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」• それぞれが自分の幸福を願い、選択をしているにもかからず、人生はなかなかうまくいかないのです。

次の

【2496冊目】金原ひとみ『アタラクシア』

アタラクシア 金原

10年『TRIP TRAP』で第27回織田作之助賞を受賞。 第142回 該当作品なし 2010年代• この新作においても登場人物たちはみな、そんな試練の苛酷さに身をさらし、人知れずあえぎ声をもらしている。 47NEWS. きっと私の親も余裕がなかったんだろうなぁ… 今は周りの人たちや環境に恵まれているからか、 今のほうが余裕があって、視野が広くなって、ラクに生きられてるような気がします。 最も幸せな瞬間を、夫とは別の男と過ごしている翻訳者の由依。 理解できない他者同士の生きる姿が描かれていてどっぷり楽しむことができました。 一気だった。 蛇にピアスの時よりずっと男性の描写にバリエーションと深みがでてて、十数年分の歳月を感じた。

次の